きまぐれポケットのブログ

「二人の囚人が鉄格子から外を見た。一人は地面のぬかるみを見た。もう一人は星を見た。」これはフレデリック・ラングブリッチさんの『不滅の詩』の一節です。退屈な毎日、不快な出来事。もしかしたら見方を少し変えるだけで新しい発見があるかもしれません。このブログは日常の出来事をちがう角度かみたときの変化を書いていこうかなと思ってます。みてね^ ^

ミミズさん。アスファルトの上から願いを込めて。

 

 

陸上なら肺呼吸。

水中ならエラ呼吸。

 

全く異なる環境下では生命維持のために必要な方法も変わってくる。

 

生物は空気中もしくは水中の酸素を効率よく体内に吸収するための構造をもち、循環器を通して、活動に必要なエネルギーを得るのです。

 

 

 

 

 

ミミズを見つけました。

 

雨が跳ねるアスファルトの上でグネっています。

 

 

ミミズくんは皮膚呼吸。

肺でもなくエラでもなく、皮膚呼吸なのです。

 

適度の湿り気のある土の中、という極端に限られた環境下でのみ機能する体の構造を持っているのです。

 

一言でいうと、ミミズくんは敏感肌。

 

 

それゆえに少しの環境の変化で一大事となります。

 

 

 

雨が降ると、染み込んだ水の影響で、土中酸素量が極端に少なくなります。

 

 

『やばい、息できない、、、苦しい。』

 

 

最初は我慢していたミミズくんも窒息よりはと、リスクを冒してまで地上に出てきてしまうのです。

 

 

必死にはい出し、グネり歩き、気づけばそこはアスファルト

 

出れたはいいが、戻れない。

上にはカラス、下はアスファルト

 

手足がない構造でどうやってここまで辿り着いたのかも分らぬまま、前に進むしか選択肢がないのです。

 

這い進み続け、だいぶ進んだと思った場所が白い車道側線の上。

道路幅の10分の1程度しか進んでいないとは知らずに、あと少しで着くのだと思い込んでいるのです。

 

ちょとの休憩の間に、やがて雨が上がり、お日様が顔を出します。

 

この後は、皆さんのご想像通りです。よく見かける光景とも言えるかもしれません。

 

 

 

 

 

一連の流れから起こる結果が分かっている私は、雨の日にアスファルトに出てくるミミズくんを見つけると、どうしても見過ごすことができないのです。

 

『頼むから、もうアスファルトの上には出てこないで』と願いを込めながら、そっと摘まんで土の上に返すのです。

 

 

 

ミミズをくんを土に戻すたびに思います。

 

アスファルトは人間のエゴだなー。と。

 

揺れなく車で走る快適さを我慢するだけで、どれだけのミミズくんが助かったのか。

 

その快適さを日々享受している私は、批判することさえもできません。

 

ごめんなさい。もし来世でミミズに生まれ変わったとしても私は決して文句は言いません。

 

 

 

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追伸

雨の日の待ち合わせで、遅れた時の

 

『ミミズを助けてたから』

 

 っていう言い訳。

 

あれ、割とホントだから。

数半端ないんだって!